【御礼】「近江堅田本福寺展」を終えて

11月19日、1ヵ月以上にも及ぶ開催期間を経て「近江堅田本福寺」の展覧会が終了しました。きっかけは普段から懇意にさせて頂いている本願寺派司教の佐々木義英先生に、蔵の整理を相談したことから始まりました。2019年の春に本願寺資料研究所上級研究員の岡村喜史先生や本願寺総合研究所に縁のある先生方がお越しになり、早速調査が始まりました。その中で見つかった手つかずの古文書や法宝物などの調査を岡村先生を通じて大津市歴史博物館に依頼することになりましたが、それがコロナ禍を経てこれだけ大きな企画になろうとは、全く思いもよらなかったことです。
昨年亡くなった祖父からは幼い頃より本福寺の歴史をよく聞かされてきました。また、千葉乗隆先生にまとめて頂いた『本福寺史』は何度も読み、本福寺の壮大な歴史に触れ、後継者として誇りを持って生きてきました。しかし、今回の展覧会を通して、今まで知らなかった本福寺の歴史に触れ、新たな発見とともに改めてその歴史の重みを実感した次第です。
今回の展覧会には本当に沢山の方々がお越し頂いたと、出会う人出会う人にお声がけ頂く中で感じています。そして、今回の展覧会を通して多くの方に本福寺の歴史、堅田の歴史に触れて頂いたことが、これから先の歴史に繋がっていくことだと思います。本当にありがとうございました。また、この展覧会に関わっていた頂いた多くの皆様に深く感謝申し上げます。
引き続き、堅田の歴史を学ぶ「堅田歴史探求」については開催を予定しています。ご参加の程よろしくお願いします。

本福寺住職 三上明祥

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